走る陸マイラー・ヒロミの100マイルレースへの挑戦!

陸マイラーで一児のパパ、ヒロミが100マイルレース完走を目指します。また、航空会社のマイルを貯めてお得に全国の大会に出る方法なんかもお伝えします。

【出場記録】IZU TRAIL Journey 2017 (伊豆トレイルジャーニー2017)その2 大会当日編

さていよいよ大会当日となりました。

 

 

1.スタート会場への移動

 

前日は興奮していたためかあまりよく眠れませんでしたが

 

3時半頃に起床。

 

民宿では、朝食に、おにぎりが用意されていたのを食べてから、

 

送迎バスが来る場所まで歩いて移動しました。

 

相部屋のお二人は4時頃、先に出ていかれましたが

 

私は、外がとにかく寒いので、出たくなくて

 

トイレに行ったり、民宿のおばあちゃんと話したりして

 

だらだらしていたんで、

 

バス待ち場所に行ったときには行列ができていて

 

危うく第一陣のバスに乗り損ねるところでした(笑)

 

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民宿のおばあちゃんとおしゃべりしてお別れ



2.スタート前

 

スタート会場は港ですので、

風もあって、もっと寒いです。

 

4時半ごろに着いてから

スタート6時まで、ちゃんと防寒着を着て待たないと

低体温になってしまいます。

スタート直前に脱いでザックにいれるといいです。

 

スタート前は5時半にはかなり行列ができていたので

早めに並んで待つようにしました。

最初のロードから山に入るところで渋滞に巻き込まれないように

できたかと思います。

 

 

3.レースプラン

 

今回のレースは

距離71.7km 累積標高+D 4,408m

トレイル率81% 最高標高1,035m

総じて、走れるコースと言われています。

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2016年に知り合いのランナーが走り、

 

女性のIさんは

10時間40分  (2か月後のマラソンマラソンで3時間25分)

 

男性のOさんは

10時間8分 (2か月後のマラソンで3時間15分)

 

で完走されていました。

 

自分は、同じ大会で3時間33分だったので、

 

11時間は切れるのではないかと思いつつ、

 

自己最長距離のレースですので、

 

目標のタイムは、11時間半に決めました。

 

エイドの通過予定時刻としては、

2016年大会の11時間半の完走者のデータを参考に

設定しました。

 

        累積距離   区間距離   累積標高+D  区間時間   通過予定

スタート                                6:00

~宝蔵院    8.4km  8.4km  782m   1h15m  7:15

~こがね橋  24.9km 16.5km  848m   2h05m  9:20

~仁科峠   43.5km 18.6km 1396m   3h15m 12:35 

~土肥駐車場 54.5km 11.0km  751m   2h25m 15:00

~ゴール   71.7km 17.2km  631m   2h30m 17:30 

 

レースプランとしては、ブリーフィングでの鏑木さんのアドバイスや

 日経新聞の記者さんのレースレポートにあったように、

13kmくらいからA1こがね橋エイドまでの

緩やかな傾斜の林道で調子にのって走らないこと、としました。

 

また、スタートで前の方に並んで、そのまま山に入り、

渋滞に巻き込まれないようにすること、としました。

 

これは他のかたの完走記録で、

ハセツネとかでよくある渋滞写真を見たので、

なるべく避けるようしようと思ったのだと思います。

 

www.nikkei.com

 

 

 

4.レースの内容

 周りの選手につられて

スタートから、いきなりハイペースでロードを駆け上がる。

 

序盤の山では渋滞に巻き込まれることなくW1宝蔵院の

ウォーターエイドまで予定のペースで進む。

 

そこから八瀬峠まで登り、

林道に出てからは次のA1こがね橋エイドまで

できるだけ飛ばさないように意識して進む。

 

というか、飛ばせない。

どんどん抜かれる。

たぶん最初の八瀬峠までの登りが自分にはハイペースだったのだろう。

登りが得意でないことを忘れて、突っ込みすぎた。

残り47kmの我慢大会になるなと思った。

 

貯金はこがね橋で一息ついたことで無くなった。

 松崎名物の桜葉餅なるものを食べたような記憶がある。

桜の葉の塩漬けにつつまれた柏餅みたいなものだった気がする。

 

次のA2仁科峠までの道のりは、人の力を借りて進む。

 

全然走れなくなっているので、集団について走る。

決して先頭には出ず、中盤にいてくらいつく。

ペースが早ければ、離脱して、少し遅い集団が来るのを待つ。

 

またこのあたりの森は変な形の木が多い。風雨が強いからなのか

シングルトラックの目線の高さに枝があるので

走る途中で何度もスクワットの体勢を取らねばならず

ペースは上がらないし、足も消耗する。

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A2エイド仁科峠になんとか到着。

立ち止まると体が冷えてくる。

ここでは名物の「しおかつおうどん」をいただく。

 

あんぱんやレモンティなどもいただきながらダラダラしていると

ウルトラ経験の豊富な大魔王やクイーンが現れる。

この時はあまり面識がないので話かけず、

まあまあ自分もいいペースで来てたんやなあと思う。

 

次のA3土肥駐車場までは、あまり記憶がない。

熊笹の群落があるらしいが剣山で見慣れているからか

印象が薄い。

とにかくここも走れる人に引っ張ってもらって

進んだと思う。

 

最後のA3土肥駐車場エイドでは、しし汁が出た。

とにかくもう寒い。

低体温で救護を受けている人も数多くいた。

自分も休憩所にはいり暖をとる。

少し体が温まると、眠くなり、ひと眠りしたくなった。

 

しかし、ここまで来てダラダラしていると

完走できなくなってしまう。

 

エイドでだらだらするのが一番良くないと

経験上分かっていた。

遅くても前に進む人が先にゴールする。

 

A3土肥駐車場を出るといきなり強風の中

尾根を進む、笹の草原の中、風を遮るものがない。

気温5度くらいにが毎秒6m~10m以上の風が吹いているので

体感気温は氷点下だった。

Answer4のフルジップフーディーに

ノースフェイスのクライムライトジャケットを重ね、

モンベルのトレントフライヤー(レインパンツ)も履き、

フリース地の耳当てをしてなんとか体温をキープする。

 

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幸い風が横や後ろから吹いていた。

風に押されて急坂を浮き上がるように登るのは初めての感覚だった。

 

そして、

 

達磨山に来た時、これまでの道のりが報われた気がした。

 

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富士山の絶景!

自然とフォーと叫ぶ自分。

元気が体の奥からみなぎってくるのを感じる。

 

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沈む夕日の美しさ!

早い時間に通過する人には見られない景色。

 

戸田峠に下りながら写真をとる。

足元は残雪が凍っていて危ない。

 

よし、元気が湧いてきた。

下りの足は残っている。

あとはゴールまで下るだけ。

 

11時間半は無理だったが

12時間は切れるかもと思う。

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しかし最後に問題が、、、

 

ヘッドライトが暗すぎる。

 

ハンドライトも持っていたが、合わせても暗すぎる。

 

なんとか足元に注意して、大渋滞は作らないように

頑張って走る。

 

初めてのレースでのナイトトレイルでした。

しっかりしたヘッドライト買った方がいいよと

教えられ、反省しつつ

 

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でも捻挫することなく山を下りられた安堵感と

 

72kmを走り切った達成感を味わいながら

 

最高のゴール!

 

 

5.レース結果

 

12時間30分台でのゴールでした!

 

        区間距離   累積標高+D 予定時間   実際の時間

スタート                        

~宝蔵院    8.4km  782m  1h15m  1h13m  

~こがね橋  16.5km  848m  2h05m  2h01m

~仁科峠   18.6km 1396m  3h15m  3h40m 

~土肥駐車場 11.0km  751m  2h25m  2h37m

~ゴール   17.2km  631m  2h30m  3h04m

 

エイドで食べたものはこちら↓

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6.反省

①序盤の渋滞を避けつつも、最初に飛ばしすぎると後がたいへん

②エイドでは長居せず、ほどほどに休む

③前日のブリーフィング会場や当日の送迎バスなどには

 余裕をもって行き、無駄に疲れないようにする

                  

 

 

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